相場を一つの数字で答える記事は役に立ちません。業態も物件も違うからです。役に立つのは、費用がどの 4 本柱でできていて、日本の感覚で作った見積もりからどこが抜けるかを知っておくことです。ここでは金額そのものではなく、その構造を書きます。
年額の家賃を 1〜4 枚の小切手で前払いするのが一般的です。ほかに保証金、サービスチャージ、工事期間中の家賃の扱い(無償期間があるかは物件ごとに違います)。日本の月払いの感覚で資金計画を作ると、契約の段階で足りなくなります。
工事費、厨房機器、給排気とグリストラップ、家具、看板。ここで効くのは金額そのものより順番です。厨房図面と設備リストが食い違ったまま発注に進むと、手戻りで工期と家賃の両方を失います。
フリーゾーンかメインランドか、業態、必要なビザの数で変わります。見積もりはライセンスの発行元と PRO から取ってください。金額を推測で書いている資料は当てになりません。
抜けるのはほぼ必ずここです。売上がゼロでも家賃・人件費・仕入れを数か月払える現金。開業前の支出だけを積んだ計画は足りなくなります。
| 抜ける項目 | なぜ抜けるか |
|---|---|
| 運転資金 | 開業までの支出だけを積み上げるため。デリバリーの入金は遅れて届くので、開業直後は売れていても現金が減ります。 |
| POS とレジ周りの初期設定 | 端末代は見ているが、レシピ・原価・在庫の登録という作業を誰がやるかが決まっていない。ここを省くと、開業後に出てくる数字が全部信用できなくなります。 |
| パッケージ | デリバリーの容器・袋・カトラリー・シール。1 注文あたりの実費なのに、原価に入っていないことがほとんどです。 |
| 開業前の人件費 | 採用してから初日の営業までの給与。研修週を持たない計画は、開業後の 1 か月でその分を失います。 |
| 工事の延長でかかる家賃 | 承認や設備の納期で工期が伸びた分の家賃。順番の設計でいちばん減らせる費用でもあります。 |
デリバリー各社の入金は売上のあとに届きます。月次の資金繰り表は、売上ではなく「いつ現金が入るか」で作ります。
お金が消えるのは開業前ではなく、2〜6 か月目です。週次の 1 枚で見える状態にしておくと、間に合ううちに手を打てます。
食品衛生、Dubai Municipality への申請、厨房レイアウトの承認は専門コンサルタントと PRO の領域です。Backhouse はその順番と段取りを設計し、期限と予算を握ります。
業態と物件で桁が変わるので、相場を一つの数字で言う人は信用しないでください。決まるのは主に 4 つです。物件(年額前払いの家賃と保証金)、内装と厨房設備、ライセンスとビザ、そして開業後の運転資金。このうち見積もりから抜けやすいのは運転資金で、開業前の支出だけを積んだ計画は例外なく足りなくなります。
家賃・人件費・仕入れ・デリバリー各社の手数料を、売上ゼロでも数か月払える金額です。UAE ではデリバリーの入金が数週間遅れて届くので、開業直後は売れていても手元の現金が減ります。売上が立ってから入金されるまでの時間差を、月次の資金繰り表に入れておく必要があります。
年額を 1〜4 枚の小切手で前払いするのが一般的です。日本の月払いの感覚で資金計画を作ると、契約時に足りなくなります。加えて保証金、内装工事中の家賃(フィットアウト期間の扱いは物件ごとに違う)、サービスチャージも確認が必要です。
フリーゾーンかメインランドか、業態、必要なビザの数で変わります。金額はライセンスの発行元と PRO から見積もりを取るのが確実で、Backhouse は代わりに申請しません。私たちがやるのは、どの順番で何を出すかを設計し、見積もりの抜けを潰し、期限を握ることです。
順に、運転資金、POS とレジ周りの初期設定、パッケージ(デリバリーの容器・袋・カトラリー)、開業前の人件費(研修期間の給与)、それと工事の延長でかかる家賃です。この 5 つを入れずに作られた開業予算は、たいてい 2 割ほど不足します。